浄土真宗のお経とは*『観無量寿経』その8

Posted 3月 31st, 2010 by まるこ and filed in 浄土真宗:観無量寿経
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『観無量寿経』というお経には

2600年前、インドで実際にあった

『王舎城の悲劇』について書かれていると紹介してきましたね。

 
悲劇の発端は、

王舎城に住まいしていた

ビンバシャラ王と韋提希夫人の

「子供が恵まれない」という悩みにありました。

 

王夫妻ですから、

お金も物も、地位も名誉も

衣食住すべて、困ることはないどころか

最も恵まれていたわけですが、

いちばん求めていた

世継ぎの「子供」に恵まれず

どうしたらどうしたら……という悩みから

占い師に頼ることになったんですよね。

 

苦しいときやつらいとき

未来に不安を感じているとき

「占い」のようなものに頼りたくなる

不安な心は、

2600年前のインドでも、

現代の日本でも、変わらないのだなあ……と知らされます。

 

人間の住む環境は大変わりしていますよね。

経済も科学も、2600年前と今とでは、全く違います。

 

それでも、みんな

不安な心や苦しみを抱えているだろうし、

自殺者は、減るどこか、日本だけでも年間3万人、

もう12年連続になるそうです。

 

苦しみや不安の根本的解決が分からなければ、

「占い」のような、根拠のハッキリしないものにでも

頼ろうとする心、あるのではないでしょうか。

 

毎朝のニュース番組で、「星占い」とかあるのは、

それだけ需要があるからでしょうね。
しかし、それが、ほんとうに、求めている幸せに結びつくのかどうか。。

2600年前の韋提希夫人は、

結果的には、大変な悲劇にまで、陥りました。

それが、仏教史上最大の『王舎城の悲劇』なのですね。。

 

『観無量寿経』に、そんなことが書かれているとは、

なんといいますか、

お経というのは、そういうものなのか、と驚かされます。
つまり、、、

お経というのは、

意味の分からないことが並んでいるように思いがちですが、

実は、生きている人間の、切実な悩み

そして、それを、お釈迦さまが、

どのように幸せに導かれるのか、ということ。

もっと、よく知りたいと思います。

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